こんにちは。
札幌市の自由診療専門歯医者「ユアーズデンタルクリニック」院長の湯口です。
先週末に静岡県浜松市で開催されたインプラント学会、OJ年次大会にて講演発表を行ってきました。
2020年2月に行われたOJミッドウィンターミーティングで入賞した演者が年次大会での講演を依頼されるのですが、
昨年から続くパンデミックの影響により1年間延期になっていた大会でした。
今年も開催が危ぶまれましたが、関係各位の方々の尽力の末、感染対策を万全に講じる形で開催されました。
今回は会場への参加者に加えて、OJ初のWeb同時開催ということもあり、
Web参加者を含めると結果的に450名を超える歯科関係者が参加し、盛況に行われました。
Web開催ということもあり、「演者は講演中にWeb用カメラの前から動かないように」という指示が出るという稀有な経験をしました。
今回のOJ年次大会は「天然歯を活かしたインプラント治療」というテーマであり、
私の講演も「インプラントの咬合再構成〜天然歯とインプラントの共存〜」というタイトルだったのでちょうど大会テーマに合致する内容を講演できたように思います。
インプラント治療は生存率も成功率も飛躍的に向上しており、つい抜歯してインプラント治療を勧めがちなんですが、
やはり天然歯にしかない機能と役割があるので、そこを忘れずに天然歯の保存にも力を入れようという内容と、
一方でそれでも保存できない場合の選択肢としてインプラント治療は存在し、GBRや審美インプラント治療がある程度の確実性を持って施術できるようになったというような内容で講演を行いました。
本大会では他にも前回のブログでご紹介した月星先生による外傷歯への対応の貴重なご講演がありました。
破折歯を安易にインプラントをしてしまうことを危惧されていました。
その意味ではレントゲンでの二次元画像の診断だけでなく、歯科用CTでの診査・診断が非常に重要だと感じました。
1年越しに年次大会が開催され、本来なら2020年に年次大会とアメリカでの講演を終えているはずでしたが、ようやくOJのActive Memberとして認定章を授与できました。
おそらくアメリカ講演は来年になる予定ですので、本講演内容を英語に翻訳してプレゼンテーションの練習をしていく所存です。
「世界基準の歯科治療を北海道札幌でも提供できるように」をテーマに今後も精進してまいります。
なお、今週末は歯科医師の教育機関「5-D Japan」のコースのお手伝いで金曜日から休診となります(そのかわり木曜日に診療いたします)。
最近は木曜日と金曜日の診療日が逆になったり土曜日が休診になったりとご迷惑をおかけしております。
診療日はGoogleビジネスのカレンダーをご確認いただくか、お電話にて確認をお願いいたします。