こんにちは。
札幌の歯医者ユアーズデンタルクリニック院長の湯口です。
当院は他院で抜歯と診断されてしまった患者さまに「歯を残す治療」と、それでも残せない場合には「審美インプラント治療」というどちらも高度な医療技術が必要となる選択肢を提供している歯科医院です。
そんなユアーズデンタルクリニックも6周年を迎えることができました。
通っていただいた患者さまやお世話になっている関係者の皆さま、本当にありがとうございます。
7年目もますます良質な医療を届けられるように精進いたします。
さて、最近のユアーズデンタルクリニックの取り組みの一つにYoutubeチャンネルの開設があります。
歯肉退縮の動画を公開してから約1年が経過し、おかげさまで62万回再生を記録しています。
他の動画も少しずつではありますが伸びております。
一般の方向けに専門的な知識や治療法を解説しています。
歯医者に通っていたら、なかなか担当の先生に聞きにくいと思うんですよね。
聞いても難しい言葉や分かりにくかったりするのでお任せでいいや、となるんですけど、後から後悔するパターンが多いように思います。
典型的な例としては、「先生に抜いた方がいいって言われたから歯を抜きました!」という声です。
歯を抜かなきゃいけないと言われるぐらいなので、もちろん健康的な状態ではないことは想像できますが、
「本当に抜くしか方法がなかったのか?」なんて私は考えてしまいます。
インプラント治療を得意としている私ですが、歯を抜かない治療にも同じくらい力を入れて診療しているので、
歯を残す様々な治療法も習得しています。
歯がグラグラになっているような歯周病が重度の方には「歯周再生療法」を、
歯の根の治療をしても膿が治らない方には「マイクロスコープ根管治療」あるいは「外科的歯内療法」を、
むし歯が大きくて丈夫な歯質が残っていない方には「歯冠長延長術(クラウンレングスニング)」を、
それでも残せない場合には、親知らずが移植できないかを検討します(親知らずがあれば)。
なぜこのように歯を残すことを推奨しているかと言うと、
「時代が変わったから」なんです。
今は人生100年時代と言われており、間違いなく長寿になります。
すると人生60年時代に作られた保険治療のルールで歯の治療をしていると、
予防歯科の概念が欠けているために歯を永く持たせることができず、結果として歯を失ってしまう年齢が早く来てしまいます。
すると、歯を失ってからの人生も相当長くなってしまうため、生活の質QOL(クオリティオブライフ)が下がってしまうんです。
歯を失うと食事がしにくくなるだけでなく、喋ることも、見た目にも不満を抱えることになります。
そしてそれを補うために新たに歯を削らなくてはいけなかったり(ブリッジという治療法)、
手前や奥の歯にクラスプという金属のバネをつけた入れ歯を入れなくていけないのです。
その繰り返しをしているうちにどんどんと歯を失っていく将来が来てしまう可能性があるのです。
歯は6歳で大人の永久歯が生えてきます。
しかし生えてきたその日から消耗が始まります。
その後の92年間無傷で過ごすことは不可能です。
だから・・
歯を削るのを先延ばしにしたり、歯の神経をなるべく取らないようにした方が良いし、
歯を抜歯することもなんとか先送りしたいんです。
インプラント治療も満足度は高いですがノートラブルではありませんし、組織の再建は肉体的にも金銭的にも負担もかかります。。
というわけで今現在お口の中にある歯を、なんとか1年でも永く持たせる取り組みに価値があるんです。
そんな価値ある「歯を抜かない治療」について今回解説した動画を公開しました。
今回の動画はいつも解説だけでなく、途中途中で症例も掲載して解説しています。
「こんな歯が残るんだ!?」
というような歯を保存しています。
もし、お悩みの方がいらしたらオススメの内容となっておりますのでぜひご視聴ください。
「歯がなくなってしまった」「歯を抜いてしまった」という方もガッカリさせないような質の高いインプラント治療も選択肢の一つとしてご用意しています。
お気軽にお問い合わせください。