こんにちは。
札幌の自費治療専門歯医者ユアーズデンタルクリニック院長の湯口です。
前回までは
・歯の治療は精密さが要求されると言う意味でとても難しい
・高い技術力で治療しても悪くなってしまう方がいる
・歯ぎしり(食いしばり)をしている(噛み合わせの力が強い)と歯が悪くなりやすい
といったお話をしました。
ただでさえ歯が悪くなってしまう方がいるんです。
さて噛み合わせが強く歯ぎしりしている方の特徴としてあげられるのは以下の特徴があります。
心配な方はぜひ鏡を見ながらチェックしてみてください。
・どちらかと言えばエラが張っている
・前歯がヤスリで削ったかの様な真っ平らにすり減った形をしている
・口を大きく開けると舌の付け根にコブの様な歯ぐきの盛り上がりがあるが痛くはない
・歯ぐきの際の歯が一部欠けていて冷たいものがしみることがある
これらは噛み合わせが強い方によく見られる特徴です。
上の歯と下の歯を擦る様に動かしている結果、歯がすり減ってしまったり、
歯の根元の部分が欠けてしまうことが散見されます。
そういう方は普通に治療をしても、また歯が欠けてきたり、
銀歯が外れやすいので再治療になりどんどん悪くなってしまう傾向にあります。
噛み合わせが強い方が異常咬合・病的咬合と言われる歯ぎしりをするとこういった問題が起きてしまいます。
大切なのは上記に当てはまる特徴のある方は不可逆的な変化が起きてしまう前に歯科医院でチェックしてもらうことです。
もしかしたら重篤な状態になる前に予防できるかもしれません。
そして例えば1本の歯の治療をする際にも、その歯だけでなく
向かい合う歯や全体の噛み合わせの状態も合わせてチェックする必要があります。
1本と言えども、それによって全体の噛み合わせのバランスがズレてしまうこともあるのです。
噛み合わせがズレてしまうと、身体のバランスが崩れて思わぬ問題を引き起こすこともあります。
そのくらい歯の治療とは全身の健康状態を左右するくらい重要なことなんです。
銀歯にするか、自費でセラミックにするか
保険の入れ歯にするか、インプラント治療するか
と言うことが巷ではよく話題になるとは思いますが、
あくまでそれらはソリューションの問題で、
まずは個々の患者さんの出しているサインをなるべく見逃さず悪くなった原因を考える必要があります。
それには治療に入る前に、詳細に検査して観察することです。
少なくともユニットに座った状態で説明を受けたまま後戻りできない処置をしないことです。
そしてレントゲン写真で分からない場合は、三次元で解析できる3DX-CT撮影や、
歯並び矯正治療を行う際に必須なセファロレントゲン撮影なども行う必要があります。
これから歯の治療をしようと思っている方は、そういったことを含めて歯科医院を選ぶ権利があると言うことを覚えておいて欲しいです。
そして治療の技術を常に磨き続けている先生にお願いすることも大事かなと考えております。
当院は札幌近郊、あるいは旭川、日高、帯広、釧路、函館、稚内方面からも治療に通っていただいております。
歯でお困りの方はぜひご相談ください。