~歯医者が歯医者に教える歯科インプラントの技術~
こんにちは。
札幌の自費治療専門歯医者、ユアーズデンタルクリニック院長の湯口です。
今日はインプラント治療についてお話します。
歯を失ってしまった際に「自分の歯のように」噛むことができる治療法には2種類あります。
一つは「ブリッジ」と呼ばれる方法で、失ってしまった歯の両隣りの歯を削って3本繋がった歯を入れる方法です。
この方法は「自分の歯のように」噛むことができるので満足度の高い治療ですが、デメリットとしては両隣りの歯を削らなくてはいけない点が挙げられます。
「歯をなるべく削らない方が良い」と言うのは、公益財団法人8020推進財団が2018年に発表した「永久歯の抜歯原因調査」のデータで実は明らかになっています。
歯を削ってしまうと、そこから何十年とかけて再治療を繰り返し抜歯に至ってしまうことが分かっています。
そこで歯を削らずに「自分の歯のように」噛める方法を追求した結果、インプラント治療が誕生しました。
インプラント治療とは、歯を失ってしまった場所に、
チタン製の人工歯根を埋めて「自分の歯」のように歯を作る治療法です。
手術が必要だったり、健康保険の対象外の治療だったりと、
デメリットも確かにありますが、
それを凌ぐメリットがある治療法であることは確かです。
「何でも噛める」「見た目がキレイ」「他の歯を傷めない」「むし歯にならない」などです。
しかしインプラント治療はどの歯科医院で受けても良い治療というわけではありません。
歯科治療の技術全般に言えることですが、
お口の中で精密な治療を行うには、歯医者さんの技術力が必須です。
特に外科手術を伴うインプラント治療は習熟した技術を持つ先生に治療をしてもらう方がトラブルが少なく済みます。
インプラント治療は「ただ骨の中に金属の棒を埋めるだけ」では決してありません。
骨だけでなく歯ぐきの手入れもしないと審美的な結果がついてこない治療法でもあるのです。
せっかく安くはない治療費をかけて、
苦手な手術を受けてインプラント治療を受けるのであれば、
長持ちする質の高い治療を受けたいと思うのは必然ではないでしょうか?
質の高いインプラント治療とは成功率の高いインプラント治療です。
インプラント成功率とは、インプラント体レベルでの成功率と、インプラント周囲の歯ぐきの組織レベルでの成功率と、インプラントの被せ物(=インプラントの差し歯)レベルでの成功率と、さらには患者さん満足度の基準としての成功率が挙げられます。
具体的な内容は次回以降にしますが、一言で言うと「違和感なく、快適に食事や発語ができて、見た目がキレイで長持ちする」ということになります。
そこまでの結果に結びつけることができるかどうかは担当医の腕にかかっているんです。
札幌のユアーズデンタルクリニック院長の湯口は、インプラント治療に10年以上携わり、
その治療結果を、同業である歯科の先生方の前で頻繁に講演を行い高い評価を得ている歯医者です。
インプラント専門医の集まる学会でも入賞の経験があり、アメリカでも講演発表を行うことが決まっています(covid-19の影響で延期中)。
また、別の歯科医院からの依頼で現地に赴いてインプラント治療を行なったり、
オンライン上でのインプラント治療の教育講演やハンズオンコースを開催したり、
歯科医師の教育にも携わっています。
インプラント治療で全ての歯の悩みを解決できるわけではありませんが、メリットが多いにある治療法であることは確かです。
やり直しの少ないインプラント治療についてぜひご相談ください。