こんにちは。
札幌の歯を残す歯医者ユアーズデンタルクリニック院長の湯口です。
これまで当院に通っていただいた患者さまからだったり、
メールやお電話でお問い合わせいただいたり、
もしくはYoutube上でコメント欄での質問などから当院で行っている歯周病治療(自費治療・自由診療)におけるQ&A集を作成しました。
順番に公開して参ります。
今回は第一弾のQ&A集です。それがこちらになります↓
Q.歯周病で歯を失うって本当ですか?
A.本当です。日本人は平均58.5歳で歯を失うのですがその原因の第一位(37.1%)は歯周病です。歯周病菌の出す毒素によってまず歯ぐきが炎症を起こします。歯ぐきの炎症によって歯を支えている骨が溶けることによって歯が徐々にグラグラになってきます。歯を支える骨がほとんど溶けてしまうと最終的には抜けてしまいます。
Q.歯周病は全身疾患や遺伝などは関係ありますか?
A.関係しています。歯周病の直接の原因は、細菌性のプラークですが、その背景に、全身の病気、遺伝、生活習慣などが関与している事があります。 反対に歯周病から重篤な疾患を引き起こすこともあります。
Q.口臭が非常に気になります。解決策を教えてください
A.口臭の原因が、歯周病であれば、歯科医院で治療を受けながら、歯磨きをしっかり行って汚れを除去します。歯間ブラシやデンタルフロスを使うと、より効果的です。また、口の中が乾燥すると口臭が出やすいので、鼻呼吸を心がけ、こまめに水分をとるようにすれば、口の中が潤うため、細菌が繁殖しにくくなります。舌苔の除去も大切です。1日1回舌ブラシを使ってケアを行いましょう。
Q.歯がぐらぐらしているのですが、元の状態に戻りますか?
A.ぐらぐらな歯を残せる方法はあります。水平的に歯の根元まで骨が溶けてしまっている場合に歯を残すことは難しいですが、垂直的な骨の吸収であれば、例え深い歯周ポケットがあっても歯周組織再生療法を行なって歯を残せる可能性があります。再生療法とは、歯ぐきを切開して歯の根っこの方まで沈着している歯石の除去を行い、溶けてしまった骨の代わりになるような材料を歯ぐきの中に用いることで歯ぐきや骨を再生させて歯の寿命を伸ばす方法です。
Q.歯周病を治したい。まずどうしたらいいですか?
A.まずは精密な診断が必要です。どのくらい歯ぐきが病んでいるのかを正確に把握する必要があります。歯ぐきの炎症が強すぎる場合には実際の病態よりもひどい所見が得られることがあり、オーバートリートメント(すぐ抜歯するなど)になってしまう場合があります。炎症がどの程度起きているのかを歯ぐきの検査をして把握し、骨がどの程度溶けてしまっているかをレントゲンで確認することが必須です。かつ、歯周病を悪化させている因子があるかどうかも同時に確認する必要があります。原因を特定した上で最適な処置を考えるのが歯周病治療の第一歩です。
いかがでしたでしょうか?
第二弾以降も準備していますのでお待ちください。
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「歯周病治療の本質」についてはこちらからご覧ください。
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