こんにちは。
院長の湯口です。
今回は遠方からわざわざ来院してくださった方の治療報告です。
この方は前歯の形と色にコンプレックスをお持ちの方で、ずっと悩んでいたようです。
せっかく治療するなら後悔しないようにと歯科医院をかなり探されたようです。
全国の歯科医院から100件(!)近くピックアップし、
どんな歯科医院か、自分に合った治療をしてくれそうかを
ホームページの内容やGoogleマイビジネスページをとことん調べて1件の歯科医院をピックアップしました。
それがたまたま北海道札幌市にある Yours Dental Clinic だったのだそうです。
(なんか恐縮です・・。)
そこに書かれていた院長先生の考え方が一番自分に合っていると思っていただいたようです。
また症例写真もキレイだったということです。
事前にそういったメールをいただきまして、
「選んでいただいてとても光栄ですが、遠方からの来院は大丈夫でしょうか?」とまず確認をしました。
「ぜひ通って治療したい」ということでしたので、実際にどのように改善されたいのかメールで複数回やり取りさせていただきました。
口元のコンプレックスのある方はどの方も悩んでいて、そのお悩みは人それぞれなのでゴール設定がとても重要になります。
この症例の場合の当院での治療オプションは、ラミネートベニア治療やオールセラミック治療などの精密セラミック治療や歯列矯正治療などがありますが、
ご本人は以前に矯正治療を受けていたことがあり、今回はオールセラミック治療を受けたいというご希望でした。
歯の表面の変色だけでなく歯の大きさと出具合も改善を希望されました。
「先生がいつも症例写真で出されているような歯にして欲しい」
そして何回の来院(来道)で治療が無事に完了するか詳しくスケジュールを打ち合わせしました。
何度も飛行機に乗るのはそれだけでもかなりの負担になります。
2回の来道、計4回の治療アポイントで治療することを計画しました。
今回の治療のポイントは以下の通りです。
・詰め物が多く入って変色しているが、歯の神経は全て生きている生活歯である
・歯の大きさが真ん中の歯が大きくてやや長い
・2番目の歯が少し引っ込んでいる
・詰め物が歯の裏側まで回っているのでラミネートベニアではなくオールセラミックを選択する
これらを踏まえて私が立てた重要ポイントは以下の通りです。
・歯の大きさや向きを変えるのに歯を切削するが、切削する量を最小限にして歯の神経を保存する
・シュミレーション模型を元に仮歯を作製し、口元の見た目と使用感を確認する
・その仮歯を元に切削ガイドを作製し、その通りに切削する
これらを踏まえて、実際に治療をスタートしました。
幸い、仮歯製作後もしみる症状も全くなく、仮歯の状態も気に入ってもらえたのでセラミック治療へと移行しました。
最小限にしか歯を切削していないので厚み1.0mm以下の極薄のオールセラミックを製作してもらいました。
そして最終的に装着した直後の写真がこちらです。
歯の表面が審美的になるだけでなく歯のバランスも整えることができました。
セラミックを製作していただいたThe northern lightsの辻さんありがとうございます。
治療4日目の最終日には口元の写真を撮らせていただきました。
治療前の写真と比べて明らかに口元の印象が変わりました。
治療後しみる症状なし・歯ぐき下がりなし・噛み合わせ問題なし!
ご本人も大変満足していただけてホッとひと息。
「私の写真は全て自由に使用してください」と許可をいただきましたので掲載させていただきました。
この後、素敵な口元で新天地で活躍されることをスタッフ一同応援しております!
今回は海を越えて遠方からの来院ということもあり、難易度も高かったですが無事に最少来院回数かつ低侵襲治療で審美歯科治療を終えることができました。
口元美容・審美歯科は相手に与える印象をガラリと変える力があります。
口元にコンプレックスがある方、新天地や新しいステージにに向かう予定のある方、シンプルにこのブログを読んで治療したいと思った方(笑)、ご相談お待ちしております。