こんにちは。
札幌の自由診療専門歯医者、ユアーズデンタルクリニックの湯口です。
今回は講演会のお知らせです。
この度、北海道大学歯学部同窓会関東支部の40周年の記念講演会で演者として登壇することになりました。
同窓会関東支部の執行部の先生から直接オファーを頂きまして快諾させていただきました。
私は北海道大学歯学部を卒業しているのですが北海道支部に所属しているので、関東支部には参加したことがありません。
が、今回の同窓会関東支部では若手の先生向けの講演会がしたいということで今後の歯科界を背負って立つニューリーダーの先生方をお迎えして開催したいという意向があったようです。
その中で私にも卒業生代表の一人としてお声がけをいただいたというわけです。
北海道大学歯学部を卒業して16年が経ちましたが北大の先人の先生から見たらまだまだ私は若輩者(今回の演者の中でも最も若輩)ですので、
そんな私にオファーをいただけるのは大変光栄なことです。
テーマは「これまでの歯科、これからの歯科」ということですので、歯科医師としてどのように歩んできたのかをお話ししつつ、
私が手がけた包括的全顎歯科治療の実際の臨床例についても発表する予定です。
私が学生の時は、そもそもインプラント治療を学べる大学の教室はありませんでしたので、メーカーの主催するセミナーや開業医の勉強会で学ぶのが一般的でした。
歯が無くなった時の選択肢はブリッジか入れ歯が一般的で、インプラントを第一選択にしている開業医はまだまだ少なかった時代です。
保険診療ばかりを手がけていたらインプラント治療は学ぶ必要はありません。
しかし保険診療では救えない歯があることに気がついた時に、インプラントを含めた自費歯科治療、歯を保存する自由診療の世界に興味を持ち始めます。
「インプラント治療や歯周治療を学ぶなら第一人者から学びたい」
そう思って地元北海道を飛び出し、東京・・ではなく北陸の地へと足を踏み入れたのです。
そんな私も今やアメリカでインプラントの講演を行うことができるようになりました。
あの時北海道を出ていなければそんな実績を残すことはできなかったですし、今の私の診療スタイルは確立されていないでしょう。
そう思うと、学生時代にどんな過ごし方をするかも大事ですが、
大学を卒業した直後にどんな進路を選択するかが、その歯科医師の一生を左右するように思えます。
今はSNS等で日本や海外のトップレベルのドクターの臨床写真を簡単に無料で見ることができる時代です。
私は卒業して数年は地元の歯医者で勤務医をしながら歯科専門雑誌「ザ・クインテッセンス」という雑誌で日本トップレベルの臨床写真を見ることでしか、そんな世界があることを知る方法がありませんでした。
まあそのおかげで師匠を見つけることができて弟子入りすることができたのですが・・。
昔より今の方が情報にアクセスしやすい反面、情報がありすぎて逆にどう進路を選択するのが最善か悩むかもしれませんね。
歯医者になってもいろんな生き方があり、いろんな歯医者さんの形があります。
地元住民の方の歯を治すファミリーデンティスト、
専門分野に特化して治療を行うスペシャリスト、
いくつもの歯科医院を経営する経営者、
大学に残って研究・教育・臨床を行う歯科医師、など様々です。
自分がどんな歯科医師を目指すのかは、その歯科医師が日々どんな仕事をしているのかを知ることから始める必要があるんです。
そういう意味では今回のようなイベントは将来の参考になるのではないかなと思います。
また、来年早々に歯槽膿漏の治療、歯周組織再生治療(歯の保存治療)に関する書籍が出版されます。
私も症例を執筆させていただきました。
それに関してもいずれご紹介させていただけたらと思います。
ユアーズデンタルクリニックでは歯の保存治療も、インプラント治療もどちらも世界基準の治療を実践しております。
歯でお悩みの方は一度、ご相談ください。