明けましておめでとうございます。
札幌市の自由診療専門歯科クリニック、ユアーズデンタルクリニック院長の湯口です。
昨年は多くの患者さまに来院していただき、歯を残す治療、歯茎を再生させる治療、歯がないところに審美的なインプラントを行う治療などなど様々な自費治療をさせていただきました。
新年早々治療に取り組んでいます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて新年1回目の投稿は著書のご案内です。
歯科医療従事者御用達の出版社である「クインテッセンス出版」から歯周病治療、歯槽膿漏治療に関する書籍が発刊されました。
『別冊クインテッセンス YEARBOOK 2023 これ一冊で両方学べる歯周組織再生療法&根面被覆術』
という歯科医師向けに書かれた専門書です。
日本全国から選りすぐりの歯周治療のエキスパートの先生方によって、歯の周りの歯茎や骨の再生治療について書かれています。
北海道からは僭越ながら私が選出されまして、歯周再生治療に関しての症例解説だけでなく適応症の診断基準や器具や材料の選択なども含めて書かせていただきました。
重度の歯槽膿漏になってしまうと抜歯の適応になることが多く、その前に適切な歯周病治療を受けられたらもしかしたら保存できたかもしれないと思うことがあります。
歯周病は静に進行する病気なので、ご自身で歯医者さんに積極的に行こうと考えなければ見過ごされてしまう病気でもあります。
平均寿命だけでなく健康寿命が伸びた現代において、自分の歯を永く使うことは有意義なことです。
もちろん歯を抜いた場合にもインプラント治療は可能ですが、歯周病で歯が抜けてしまった場合には自分の歯槽骨も失われていることが多く、
「インプラントするには骨が足りない」「ウチの病院ではインプラントできない」と断られてしまうくらい難易度の高い治療になってしまいます。
歯周病菌が蔓延したお口の中は本当に恐ろしいです。
徹底した歯周初期治療とその後の歯ぐきの再生手術が歯を救うことに繋がります。
歯がグラグラになってきて心配な方はぜひ一度歯医者さんを受診されることをお勧めします。
さらに今年は4年に1度に日本の歯科医療従事者にとってのオリンピック?(ワールドカップ?)のような位置付けである日本国際歯科大会(クインテッセンス社主催)が開催されます。
パシフィコ横浜という施設で開催される歯医者にとっての一大イベントです。
その大会に私も演者として登壇することになりました。
この舞台に登壇できることも歯医者にとっては名誉なことなのでしっかりと役割を果たしたいと思います。
このように出版や講演だけでなく今年も週末の出張や長期の海外研修の予定もありますので、患者さまにはご不便をおかけするかもしれませんが、どうぞご理解のほど宜しくお願い致します。