こんにちは。
札幌市の歯医者ユアーズデンタルクリニック院長の湯口です。
今年の雪は本当にすごいですね。
特にこの2月の雪の量には歩いていても運転していてもリスクしか感じないです。
JRも空港も運休や発着遅れで大ダメージですね。
私も先日東京の勉強会から夜遅く帰ってきたら家の前で車が埋まっている方がいたのでスーツ姿で救助しました笑。
車のトランクにスコップと脱出用ボードを積んでいて良かったです。
さて、最近はzoom講演の準備に追われていたためブログの更新ができませんでした。
1月は矯正歯科治療の大阪の勉強会でzoomで症例発表を30分行い、
2月は所属するスタディグループのそれまた別の大阪の勉強会でzoomでの会員発表を120分(!)させていただきました。
矯正歯科の勉強会は2017年に一般臨床歯科医のための矯正治療セミナーを受講し、
その勉強会が主催する例会での発表でした。
むし歯で歯がボロボロになってしまい、歯並びも悪くなってしまった患者さんに対して、
どのように矯正治療や審美治療やインプラント治療を行うのか包括的歯科治療を行なった症例です。
歯を失ってしまった方の成人矯正は、子どもの矯正よりも何倍も複雑になるため、
多岐にわたる範囲の歯科治療の知識と技術が要求されます。
ドクターブックアカデミーで優秀発表賞を獲得した症例でしたので、
勉強会でも上々の評価を得ました。
zoomの講演は、リアルな講演会で講演するよりも聴衆のリアクションがないため少々やりにくいです。
ただこのコロナ禍で、かつ大雪に見舞われている北海道で暮らしている身としては、
zoom配信のおかげで様々なリスクを回避して関西圏の先生方とディスカッションできることは有益だと感じています。
さすがにパソコンの前で一人で120分喋べっているのは疲れましたが。。
全国各地の先生方から多くの学びを得ることができました。
それを日々の臨床に活かしていきたいと思います。
そして3月には私が所属するスタディーグループである5-D Japanの年に一回の総会で会員発表を行う予定です。
今回は1年越しの開催で残念ながらzoom配信となってしまいましたが、
より多くの聴衆の方にプレゼンを届けられるのではないかなと感じています。
他の歯科医師の先生方の前で講演をするというのは、自分にとってもとても意味があります。
歯医者は仮にコンサルの場やYoutubeなどで言葉巧みに話せたとしても、
「手を動かせてこそ」の臨床歯科医だと思っています。
ついつい目の前の治療がうまくいけばいいと思う傾向にありますが、
やはり客観的な視座で自ら行なった診断や治療を他の専門家に説明できなければいけないと考えています。
「なぜその診断に至ったのか?」
「なぜその治療法を選択したのか?」
そうすると、当然多くの海外文献を読まなくてはいけませんし、
より多くの人を魅了するような治療結果を出そうと努力を惜しまない姿勢が必要になります。
その努力の先に、独りよがりになりがちな「歯の治療」を「再現性のあるデンタルサイエンス」に押し上げることができると考えています。
先日も当院に精密診断に来られた患者さまに、
「先生の症例として私の写真やレントゲンを使っていただいて構いませんので」
と言っていただきました。
少しずつ私の活動が患者さまにもご理解いただけてきているのかと嬉しく思いました。
より良い結果に導いて患者さまに喜んでいただけるように精進致します!
最近はスタッフも手が離せない場面も多くなり、クリニックへのお電話に一度では出られない場合も出て参りました。
ご迷惑をおかけしますが、折り返しのお電話を致しますのでご了承いただければと思います。