こんにちは。
札幌の歯医者、ユアーズデンタルクリニック院長の湯口です。
先日、当院で行った症例が専門誌に掲載されました。
クインテッセンス社が隔月に発行しているインプラントの専門誌として、
日本国内のみならず世界の最新インプラント事情をはじめ、
著名臨床家・研究者による深掘りされた記事を提供している「デンタル・インプラントロジー」に、
私の症例術式が掲載されました。
今回は「動画で学ぶ」というシリーズに、低侵襲で行うインプラントの骨増生のテクニックを紹介しました。
インプラントを行う場合に重要なのは、「インプラントの周囲に骨が豊富に残存すること」です。
インプラントを埋入するエリアに骨が存在しない、もしくは少ない場合にはインプラントができません。
また、インプラントができても予後も良好に周囲の骨が残存していれば、
インプラント周囲炎になる心配もありません。
そもそも、抜歯で歯を失うと周囲の歯ぐきや骨が吸収して喪失してしまいます。
吸収を補うためインプラント周囲の豊富な骨を造成するために行うのが大規模GBRですが、身体にかかる負担も大きくなってしまいます。
そこで抜歯する日と同時に行うことができ、かつ低い侵襲で骨増生を行う方法を模索してきました。
今回雑誌に掲載されたテクニックは、勤務医時代に師匠から学んで臨床に取り入れ良好な結果が出ている方法です。
本雑誌を購入した歯科医師の先生なら誰でも閲覧することができる動画付きで紹介しています。
前歯のインプラントは、治療の難易度としてはとても高いので様々なテクニックを応用して治療を行うことが求められます。
誰でもインプラントが受けられる時代にはなりましたが、審美的な結果が確実に得られるかは術者のスキルに依存しているのです。
今回雑誌に掲載された症例の術前・術後の写真がこちらです。
黄色で指している歯がインプラント治療を行なった箇所です。
キレイな歯が入っているだけでなく、歯ぐきの形と色もキレイで自然な形であることに注目してください。
新しい手術テクニックによって、大きな侵襲を避けて低い侵襲でも良好な結果が得られました。
また、ユアーズデンタルクリニックは審美歯科でもあるので、
インプラント以外の歯もラミネートベニア(最小限しか歯を削らない審美セラミック治療)やセラミック冠による治療を行なっています。
このように今も国内外の学会やセミナーに参加し、より良い結果が得られるように日々スキルアップに励んでいます。
前歯の見た目が気になる方はこちらからお問い合わせください。
また審美歯科治療やインプラント治療に関するYoutubeも発信しています。
インプラントの骨増生に関するYoutube動画はこちらをご覧ください。
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