こんにちは。
札幌の審美歯科、歯を残す歯医者のユアーズデンタルクリニック院長の湯口です。
今回、ZimVie Japanの専門機関紙に症例が掲載されました。
ZimVieという会社は今年インプラントメーカーであるZimmer Biomet Dentalという会社から社名が変更された会社です。
Zimmer Biomet社は、医科の分野でも有名で、整形外科向けの医療機器メーカーです。
その世界規模の会社が運営する歯科用インプラントを取り扱う会社が社名を変更したというわけです。
社名が変わっただけで、特に使用するインプラントもこれまで通りです。
その社名が変更になった第一弾の機関紙に当院の症例が掲載されました。
前歯インプラントに関して機関紙掲載
今回発表したのは、前歯のインプラント治療を希望された５０歳代の患者さんです。
札幌市内で開業している北海道大学歯学部時代の先輩の先生からのご紹介で当院を受診されました。
前歯の差し歯がもうダメになりそうだからインプラントして欲しいということでした。
５０代にもなってくると、今までの歯科治療の積み重ねの影響で、歯のあちこちが傷んできます。
特に噛み合わせが強い方に、徐々にお口の中が壊れてくることが多いです。
例えば、前歯の差し歯を入れる時に、
保険治療で治療されている歯医者さんでは、ついでに歯の神経も取ってしまう歯医者さんがいます。
歯の神経がない状態の方が、治療中の痛みが出なかったり、治療後に「歯がしみる」などの症状が出ないという理由です。
そんな理由でブリッジや差し歯を入れられてしまうことが少なからずあります。
そうなると、治療した当時は全く問題なりませんが、
治療後５年、１０年と経過が長くなるに連れて、歯の根の先に膿の袋ができてしまったり、
あるいは治療当時にすでに太すぎる金属の土台を装着したために歯が割れてきたりするトラブルが起こります。
そうなってしまうと、残念ながら再治療することができないので抜歯してインプラントにせざるを得ないのです。
前歯の差し歯治療をする方は、歯の神経を温存して治療してもらうような歯医者さんを選ぶことをお勧めします。
話を戻しますが、今回の患者さんも歯の神経もないばかりか、太い土台が入っていたり、
歯の根の先が吸収していたりして、とても保存できる状態ではありませんでした。
本人もインプラント治療で前歯をやりかえることを希望されていたので治療に着手しました。
以前のブログでもお話していますが、
前歯のインプラント治療ほど難しいインプラント治療はありません。
①仕上がりの見た目が目立つ
②前歯の骨が薄い
という理由です。
前歯の骨が薄いので骨の高さや幅を増やす骨増生という手術を併用するのですが、
これも前歯なので手術後の傷あとが目立たないようにする必要があります。
そう言った理由から、インプラント治療ができる先生も今回のように当院に患者さんをご紹介していただくことがあります。
前歯の手術痕を目立たなくするように、低侵襲の手術法を選択しました。
詳細は専門的すぎるので割愛しますが仕上がりは冊子に掲載された通りです。
前歯インプラントがキレイに仕上がりました
前歯のインプラントは、何も考えずに治療すると、
歯が長くなってしまったり、インプラントの連結部が露出してきたりと、
見た目の問題が生じます。
当院では、クリニックのホームページ上に症例掲載するだけでなく、
歯科医師が読む雑誌や冊子にも症例を掲載しております。
札幌で前歯の治療をお考えの際には一度ご相談ください。
また、当院はYoutubeにも動画を投稿していますのでぜひご覧ください。
インプラント治療に関するYoutubeはこちらからご覧ください。
インプラントではなく歯の保存を希望される方はこちらをご覧ください。
インプラント希望の方、歯を残したい方、どちらの要望にもお応えしております。