みなさん、こんにちは。
北海道唯一の自由診療総合歯科医院、ユアーズデンタルクリニック院長の湯口です。
今回は先日行ったスペイン研修についてのご報告です。
私が所属している卒後研修機関である5-DJapanのメンバーと一緒にスペインの開業歯科医のクリニックにお邪魔しました。
新千歳空港から羽田空港、羽田からフランクフルト経由でマドリッド空港→空港から4時間のマイクロバス移動という2日がかりの移動でした。
ポンフェラーダという街に目指すクリニックはありました。
Dr.Ramonはインプラント治療のスペシャリストであり、かつ歯周病治療や審美歯科治療、入れ歯治療や顎関節治療までを一人で行う総合診療医です。
世界中の歯科医が彼の治療を見たくてクリニック見学に訪れています。
私がRamon先生に初めてお会いしたのが2018年に日本で開催された講演会です。
卓越した治療技術と圧倒的に美しい症例の数々に魅了され、
いつか彼の治療を観てみたいと思っていました。
covid-19の影響で延期になっていたクリニック訪問がやっと実現した形です。
今回オペ見学できた治療内容も、
サイナスリフト+インプラント埋入、抜歯即時埋入、結合組織移植(CTG)3回、自家歯牙移植2回、歯周組織再生療法、インプラントのための骨ブロックを応用した垂直GBRと盛りだくさんでした。
インプラントのスペシャリストなのに歯の移植もやる世界的なドクターは珍しいです。
この多岐にわたる内容も、使用しているカメラも私の日々行っている診療内容とかなり近似していて全てが参考になりました。
4日間診療を見学したのですが、その合間にはDr.Ramonが症例を解説してくれたり、
私たちがプレゼンした症例に対しディスカッションさせてもらったり、
また豚顎を用いたハンズオン実習も行ってくれました。
Dr.Ramon曰く
「イタリア人とブラジル人と日本人は優秀なデンティストが多い、もちろんスペイン人も負けてないけど」
とお褒めの言葉もいただきました。
また手術の手技もあることながらチームアプローチも勉強になりました。
受付、デンタルアシスタント、歯科衛生士、デジタルデザインチームとドクターがスムーズに連携し質の高い医療を提供している様は目指すべき将来のユアーズデンタルクリニック像だと感じました。
もっともっと質の高い医療を実践していきたいです。
移動時間も長時間のハードスケジュールだったので、
せっかくスペインまで行ったのにサグラダ・ファミリアも闘牛も何も見ることが出来ずに日本にトンボ帰りしましたが、
Dr.Ramonに最後に連れて行ってもらったワイナリーは素敵な場所でした。
頭の中は学んだことでいっぱいで大満足のセミナー旅行でしたが、スペインの生ハムはどこで食べても本当に美味だったことを付け加えておきます。
また次にDr.Ramonに会う日まで共に学んだ仲間たちと切磋琢磨して臨床力をさらに磨こうと決意したのでした。